ヤマガラの子育て

巣作り

<巣作り>

巣作りの開始です。口いっぱいに枯草や枯葉をくわえて巣箱へ運び込みます。 つがいで交互に何度も運んできます。2〜3日で巣が完成するようです。  完成するとすぐ卵を生みますが、 卵が孵るまでは、巣箱からの出入りはほとんど見られません。

 

エサ運び

<子育て (1)>

巣箱で子育て中の親鳥が エサをくわえて戻ってきたところです。 周囲を警戒して見まわしています。 子育てはつがいが協力してやっています。 初めは運んできたエサを巣箱の中にいるつがいの相手に渡して, すぐ次のエサ取りに飛び立っていきますが、雛が大きくなってくるとつがいは2羽共餌取りに行き、 交互にエサを運んできます。

 

雛1

<子育て (2)>

孵化した雛は体表面が羽毛で覆われてないため体温が奪われやすく、 そのままでは体温が低下して死んでしまいます。そのため親は数日羽を広げて雛を覆って体温低下を防ぎます。 数日後雛が写真ほど大きくなると日中は巣箱を離れ餌取りに行きます。でも夜間はしっかり雛を暖めています。

 

糞運び

<子育て (3)>

子育て中の親鳥が雛の糞をくわえて出てきたところです。親鳥は雛にエサを与えて巣箱から出てくるとき 数回に1回雛の糞をくわえて出てきます。巣だった後の巣箱を覗くと、糞が全く無くきれいになっています。
「立つ鳥跡を濁さず」というのは本当です。(^_^)

 

雛2

<子育て (4)>

孵化後2〜3週間で写真のように雛の身体は羽毛で覆われてきます。 この時期になると親は夜間も雛の傍にはいません。巣箱の中は常に雛のみで過ごしています。 雛の食欲はますます旺盛になりますから親は餌取りが大変。過労気味です。

 

催促

<子育て (5)>

親鳥がエサをくわえてきました。巣箱から雛が顔を出しています。 しかし親鳥は雛にエサをしばらく見せびらかした後、エサをくわえたまま近くの枝へ飛び去り,そこでしきりに鳴き始めました。 そういう行為を数回繰り返すと、雛は餌欲しさにようやく下の写真のように巣箱から出てきました。

 

巣立ち

<巣立ち>

雛の巣立ちです。 巣箱から体を乗り出してきました。
この後数分間躊躇していましたが、 近くの親鳥の催促の声に引き寄せられるように飛び出しました。この雛の前に巣だった雛は 数分毎に順調に飛び出して行きましたが, 最後に残ったこの雛は育ちが多少遅かったらしく,巣立ちに1時間位かかりました。

 

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