八ヶ岳山麓の自然の中で

(山荘の窓辺で綴る随筆です)


大きな巣箱が好き?

シジュウカラなどカラ類の巣箱の入り口の寸法は解説書によると直径3cmがよいと書いてあります。 そしてその理由は自分より大きな鳥の侵入を防ぐためだそうです。3cmより数ミリ大きくてもその巣箱は利用されないとも書いてありました。
そこで昨年、正確に直径3cm の穴を開けた巣箱を作り家の近くの木に幾つか架けて見ました。 本に書いてあるとおり ヤマガラ や シジュウカラ が巣作りをし、卵を産み、雛が巣立っていきました。

そこで今年は大きめの鳥のために、入り口に5cmの穴を開け、内部も広くした巣箱を作り、木に架けてみました。 当然カラ類は入らないはずだ、と思っていましたが3月頃からこの大きい巣箱に興味を示して覗きにくるのは ヤマガラやシジュウカラばかり。そして数日前から巣作りしたのはシジュウカラでした。(下の写真)

この巣箱から数メートル離れたところには直径3cm の入り口のある巣箱が3個架けてありますが、それはまだ利用されていません。 このことから入り口が直径3cm の 巣箱とそれより大きな入り口の巣箱を並べると、大きな入り口の巣箱から利用される傾向があるように思えます。 八ヶ岳山麓のカラ類は本に載っている他の地域のカラ類とは住まいに対する考え方が異なっているのかもしれません。 人間と同じように 1K よりも広々した1LDKの大きな入り口のある開放的な住まいのほうがよいのかも・・・・・ でも不思議ですねぇ・・・・・

            直径5cmの大きな入り口の巣箱

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